篠栗四国八十八カ所 第四十九番札所
 
小松尾山
雷音寺




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聖天(歓喜天)様による御利益
「自分の話をお寺の布教に使っていいですよ」と言うセールスマン


令和2年11月、大聖歓喜天(聖天)様の事が載っている雷音寺のホームページを見て、当寺を尋ねて来られた60代の男性。3年前まで大阪で工作機械商社のセールスマンでしたが、かつて福岡でも同じ内容のセールスを行っていた経験をかわれ、福岡に転任して来られました。セールスの実績をかわれての中途入社でしたので、早く成果を出す事を求められていました。

この方は大阪で聖天様信者だったのですが、願いが叶わず聖天様信仰はお休み状態でした。しかし、転任してきた福岡の会社の本人に対する期待に応えないといけません。聖天様信仰を再び始められるいきさつは分かりましたので、その場で聖天様に拝み浴油(よくゆ)供養をしたお札をお渡ししました。それから毎月聖天様へお参りに来られたので浴油供養を致しました。

令和3年4月「小さな仕事の依頼はあったがお参りを始めて半年になる」とセールスマン。この方の聖天様へのお祭りは、朝起きてお水を聖天様へお供えされるだけですので『自分でも拝まれるといいのに…』と山主は思っていましたが、祈願料は毎月持って来られるので強要も出来ません。この時を最後にお見えにならなくなりました。

令和4年6月17日、山主は参拝者の御祈願がありましたので本堂でお参りをしておりました。別室で家内に話をしてある方があります。聞覚えのある工作機械のセールスマンご本人の声です。お参りに来られなくなった1年2カ月の期間の事を家内に話されました。

山主は家内が当のセールスマンからお聞きした内容のメモを先客の方のご祈願が終わってみる事になったのですが、工作機械の受注が5件で2ケタの億円額になっておりました。ご当人からは「私が行くと商談が成立するのですが、部下が行くとうまくいかないので、部下の教育が出来る様にご祈祷をお願いします」との事でしたので、その場で聖天様へ浴油供養を致しました。

『このお寺での聖天様へのご祈願は今回が最後だ』と思われたその月から商談が成立し始め、『私の力はこんなものだ』と言わんばかりの聖天様のご活躍に、拝んでいた山主が驚く結果を頂けました。



当山の聖天様へのお参りの仕方は、始めたら一生涯のお参りをして頂く様にしております。理由はお参りを始めた方が亡くなる時、本人の周りには魔がやって来て、その魔を当人から祓うというお誓いを聖天様がされるのですが、祈願の内容が叶わぬからと言って途中でお参りをやめるのは、お参りを始めた方の臨終の時まで面倒を見られる事を決めてある聖天様に失礼だからです。

平穏無事な時は、聖天様への御真言も一日百反でよいのです。
またお札の前で拝む事になっていますので、旅行や出張の時はお参りはしなくてよいです。

聖天様の事やお参りの仕方で分からない事はどんな小さな事でもお尋ね下さい。
疑問を持ったままお参りをしても信心が先に進まず勿体ないので・・・

   
  合 掌




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